コロナ暴落で『積立投資』をしている人が【やってはいけない】こと
2020年3月18日新型コロナウィルスが世界各国で猛威を奮っていると毎日ニュースで報道されていて、
金融市場も乱高下していて積立投資信託や株式投資で運用益がマイナス(赤字)になっていませんか?今回みたいな感染症や政治・天変地異で、
下落の幅が大きくても自分が保有している企業の業績見通しがそれほど変わらないのであれば、慌てて売る必要はない、というよりも、
むしろ売らない方がいいですよ~。
今回みたいな◯◯ショックで、金融市場が暴落した時、積立投資や株式投資をしている人の中
には売らないまでも積み立てをやめてしまう人もいる見たいですが、積立投資をする人が今回
のような暴落で絶対やってはいけないことが『積み立てをやめること』なんですが、その理由があり
(1)ドル・コスト平均法のメリットの放棄
積立投資信託は基本、毎月一定金額で購入していき、購入単価を変動させながら積み立てていくんですが、この投資方法をドル・コスト平均
法といい、常に一定の金額で購入するため、個人の感情が入り込む余地がなく、高いときは少ししか買わず、安い時にはたくさん買うという
ことが自動的にできるので、これが最大のメリットにもかかわらず、ここで積み立てやめてしまうというのは、安いところで買う機会を
放棄してしまうことになり、せっかくのメリットを放棄してしまうことになってしまいます。
(2)”Stay in the market”の重要性
投資で非常に大切なことの1つは市場に長く居続けることであり、よく「株は安い時に買って高い時に売ればいいのだから簡単だ」と言う人が
たまにいますが、恐らくそれは実際に株式投資などやったことのない人の言い分で、実際に安値で買って高値で売るというのは、
そんなに簡単なことではなく例えば、その30日間だけ市場に居れば(投資をしていれば)ごく短期間に莫大な利益を得ることができることに
なりますが、それがいつなのかは事前には絶対にわからない。したがって、わからないことを予想して売ったり買ったりするのではなく、
ずっと持ち続けること(市場に居続ける=Stay in the market)がとても重要です。
積立投資信託は毎月定額で購入し続ける事が最大のメリットで、長期間にわたって市場に居続けることで経済の成長を享受できるので、それを放棄するのはもったいないですよ‼️
(3)戻ってこれなくなる
『相場が高い時にとりあえず売っておけば、また下がった時に買い戻せばいいわけだから、一旦売って利益を確保した方がいいのではない
か?』と考える人もいますが、理屈はまったくその通りですが、しかし投資は人間の心理が大きく作用するもので、いったん売却して市場か
ら退出してしまうと、再び市場に戻ってくるのは容易ではない。仮に一番高い値段近辺で売れたとしても下がり始めると、今度は一番安いと
ころで買ってやろうという欲が出てきて、そうこうするうちに上がり始める。今度は乗り遅れまいとして高値を買いに行ってしまう、
というパターンがよくあるので売却するだけでなく、積み立てをやめても同じことで、次にいつから再開しようかというところで、また考え込んでしまうことになる。結局、一度市場を離れるとなかなか戻ってこられなくなるため、チャンスを逃すことになります。
普段マーケットが順調な時は何をしてもうまくいくもので、少々間違っても結果オーライになることが多いしむしろ、プロのファンドマネー
ジャーにしても普通の個人投資家にしても、環境の悪い時の処し方で大きな差が生じることになり環境がどうあれ、売買して運用を続けざる
を得ないプロの機関投資家に比べれば、個人投資家は何もしなくてもよいというメリットが存在する。何もしない、すなわち一定のルールで
粛々と定額購入を自動的にやっていけばそれでいいため、積立投資を続けている個人投資家なら、相場が下がっても慌てて売ったり、
積み立てをやめたりしないこと。それこそが時間がかかっても成功につながる近道になりますよ‼️